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小説「悪魔と駄菓子」

【小説】


文/ポップ闘志


「悪魔と駄菓子」


悪魔には超絶的な力を持っているとウワサされている。「本当かなあ」と思う時もあるが、悪魔とは仲も悪いし、面識もあまり無い。デビルマンとかくらいだろう、あと
デビルマンレディーとかだろう。後者は、
深夜放送と立ち読みで読破したが、何だか

男「下品だぜ!何なんだこれは!」

と、許容範囲を超えてしまった過去がある
別に下品が嫌いでは無い。だから、デビルマンレディー観ながら朝ごはんも昼ごはんもクールポコのお餅も年がら年中、食べることができる。永井豪っていう人自体が、
下品な漫画が好きだったり、バトルものが好きだったり、ギャグが好きだったり、マカロニほうれん荘を全巻読破しました!!
という人にオススメの漫画家なので物語も上手い。マカロニほうれん荘の件は嘘だ。

そうしていると、本物のデビルマンがやってきた。と、思ったらいつもの悪魔かよ!
ドラキュリア的な奴かと!デビルマンが来るのかと期待したんだけどなあ。男は悪魔の力でケータイを奪われて更に両腕をプロレス技で攻撃されて男は倒れた。蘇生するまで数日かかるだろう。仕方ない。力水を頭の上に置いて優しく去って行った。

「しまった!忘れてた!」悪魔が起床して
駄菓子屋へ行くために金銭的にも余裕無いのに金銭を貯金箱を悪魔能力で割ってから
自宅である「悪魔テラスハウス」を出て行った。

駄菓子屋についた。悪魔は真っ先に「よっちゃんイカ」を選んで「おばん、おばん!
早く!おばさん!おばはん!当たり!ほらよっちゃんイカ!当たり!当たり!だよ」
テンション高く当たりを手渡し、もう一つ
よっちゃんイカを貰えた!ラッキー!

当初の目的を忘れていた。悪魔能力で一時的に倒れた人たちの頭の上に菓子や飲み物を置いてから去ることができないと悪魔のプライドに傷がつく。しかし、さっき貰うことができた、よっちゃんイカを頭の上に置いて去れば良い。そんな奇跡があった。

やっぱり悪魔は嫌だな。駄菓子を買う金もなくて貯金箱を悪魔能力で割ってから金を引き出す。これが家具とかだと高額だからむりだけど、駄菓子だったら軽い気持ちで
さっきも言った自分の小さい頃の夢が詰まった貯金箱を悪魔になった今、割るのが、
何だか悲しい。ジブリ作品?と、問われる可能性もあると思う。

実は悪魔を辞めることができるのだ。だが
悪魔をやめると駄菓子が買えなくなる。
悪魔の国に定期的に行くのだが、菓子とか
売ってなくてビターな感じ。カスタードは
絶対無い。ミルク禁止令!?かと思う程にカスタードが無い。駄菓子も菓子もミルクカスタードもカスタードも無い悪魔の国。
駄菓子好きの悪魔は糖尿病に気をつけて、
悪魔を辞めた。人間として長く生きたい。
これからは人の役に立つことをしてみる。
悪魔の罪を償って。以上、デビルカズヤ、
「鉄拳」(ゲーム)の戯言でした。