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不条理小説「週刊少年ボディビルディング」

【不条理小説/タイトル】


「週刊少年ボディビルディング


文・ポップ闘志


【不条理小説/前半】



海賊の時代は集結を迎えた。なぜなら山賊やら湖賊やらが現れたからだ。でも決してそれらは海賊、同様に、街を荒らしてた。

この時代の子供たちは「シェンムーの世界に行きたい!」とか思ってそう。敵もいるけど、決して、ポリゴンの映像なので恐怖感が無い、しかし、だ。しかし、今は海賊みたいに亡きドリームキャスト。ゲームの話題は絶えない。どんなゲーマーでもシェンムーの位置は万里の長城くらい長いし高い。万里の長城と富士山が合併したみたいな感じだ。そしてこの街では、まだまだ!

悪行を働いている人々ばかりだ。そいつらは耕運機を売りさばいてジェット機を購入したり、田んぼの土地を売り払い、飛行場を立てたりと無茶苦茶なのである。オマケに「あたり」の付いてない数円の駄菓子を買ってから「当たった!当たった!」と、

叫びたおしたりしている。マナーも持ち合わせている面もあるため店側も何とも言えない。アイスのゴミは持って帰るからだ。

飛行場はなるべく音を立てずに離陸したり

ジェット機の燃料は鶏糞やらで畑の肥料で

賄っている。しかし!そんなことをされたら街の人の気持ちになってくれ!奔放される人の気持ちになってくれ!と気持ちスイッチを小指で押された雰囲気と気分になり

やる気スイッチは発動した。まるでエヴァ初号機の要領で鎖を「ブチッ!」と引きちぎる音が聞こえる。「ジェット機!飛んだな!」と、街の人はジェット機エヴァと勘違いしていたらしい。ラッコとイルカを間違えるみたいに。駄菓子の亡霊を見た!という噂があるらしい。噂によると夜中に駄菓子屋の駄菓子が空中を舞い!ポルターガイストの現象だというのが証明される?日も近い。「ひもQ」やら「もぎもぎフルーツ」やらが、空中を舞って二倍になると

駄菓子屋のマージャンのゲームの画面の所に「ベッタラ!ベッタラ!」と落下して、

画面がネチョネチョの水飴の成分でマージャンのゲームの機械は壊れたのだった。

後日、行って見ると更に高性能なマージャンのゲームの機械を購入していてゲーム機のプレステ4とコラボ対戦もできるのだ。



そして夜。街を歩いていたら不思議な風景を目撃した。「ボディビル夜歩き」という

ミスターオリンピアで敗北をしたやつらを

数十年間「サライ」のテーマを歌いながら歩き続けてはなくてはならないというものなのだけど、「冬は寒く無いのかい?」と

声をかけたくなるほどに薄着でズボンも薄着である。後ろで見ていたカップルも夜な夜な街に繰り出す会社員も「珍しい〜!」と騒ぐ奴らも参拝者みたいなものだ。

岩合さんも監修するかもしれない、いや、

そもそも監修しないけど、監修して欲しい「世界ボディビル夜歩き」って書籍を出版したら売れるかもよ?どう?岩合さん?!

嘘だけど。ウソップだけど。ウソップだけど。いや、それより嘘の多いハイブリッドウソップだけど。まことに奇妙な光景だ。



で、遂に筋肉軍は独裁を始めた。国民達は

一日一枚はカルビ焼き肉を食べなくてはならないとか、サラダ油を飲め!とか、回るコーヒーカップでカルビ肉を食え!とか、

いちいち、良いことばかり。よく考えたらそれらも修行。昔から「肉食え!哺乳類のクジラとか、ほら、竜田揚げだよ!え!?

今って、そんなに高いの?またまた〜!」と「修行は必要かも?」と思った。絶対とは限らないけど、つーか、コレ!メジャーリーガーとかプロレスラーとかボディビルの方々がこなしてる荒技の修行の導入部では無いか!今の今まで気づかなかった〜!

次は何と来るのか?「プロテインで太れ」

とか「太鼓のバチは本当はゴマをするのに使われていた」とかでは無いかと思うけど

後者が間違いだと思うけど!悪名高い筋肉軍は次々と「サライ」を歌わせてカラオケで何番目にランクインするか?戦車はグミで作られてるけど暑さでグミが溶けるか?

溶けた場合どうするのか?誰も道を歩けないのでは無いか?ムーンウォークできないでは無いか?アメリカ雑貨の店へ「グレーテルのかまど」の録画ブルーレイを持っていけないのではないか?友人なのに〜!縁を切られたらどうするか?孤独になるのはもう嫌だ!と、謎の空間から、地上へとドスッ!と着地する音がしたので考えるのをやめた。アイツがやって来たのか。あの国民的ヒーローが!


【不条理小説/後半】



「月刊ボディビルディング」数十冊を読破して、また、更に「月刊ボディビルディング」を読破して、またまた、更に「月刊ボディビルディング」を読破して、散髪屋で角刈りしてもらう時の待ち時間に「月刊ボディビルディング」を読んでしてもまだ顔を見れないくらいテカテカにテカってる、そんな男こそ「キン肉マン」(実写)だ。

アニメだけでなく、少年ジャンプやら週刊プレイボーイにて異色のプロレスマンガとして連載したりしてなかったりするアイツが現代に現れた。目の前に独裁している者に脅かされて、泣いている人がいた。すると、キン肉マンは涙を拭ってやり、スマイルを見せた。「角刈りは…女性も男性も似合うよ!特に中高年にね!君たちも角刈り!」というコマーシャルがあったら、ていうか異世界ではあるだろう。角刈りの星を救い平和な日々を暮らしている星の人々を0円スマイルで希望を与えてから、救いに来たのは、この星だった。



「どうだい?ボディビルしてるか?最近は深夜のテレビにしても、プライムタイムのテレビにしても、ボディビルが多く扱われてるね。この星に生まれ育ったからには、

国民的ヒーローの俺にも何か恩恵があるのではないのか?と思って宇宙タイプのワンセグテレビを持って来たのだ!」とキン肉マンは言う。そりゃそうだ。最近は人工的に日焼けするより、自然に日焼けするのが

第一線を走っている。「あの肉は食べたら

元気になる。鶏肉、牛肉、豚肉。それらは

カラダを強くするものだ。エネルギー研究の第一人者も同じことを言ってたが」と、

キン肉マンは語る。しかし、あの肉は悪者の独裁者が落とした「地雷系・お肉」だ。

そんなことを説明すると「そりゃいけないなあ!すまん!すまん!いやあ、プロテインが不足してるもので、つい、うっかり!

うっかり八兵衛よりも俺はうっかりだ〜!

で、君はミスターオリンピアで何回くらい

優勝した?」とキン肉マンは言う。

「いや、言えないくらいの回数で…!!」

もっと元気を出せば良かったが元気が出なかった。すると「仕方ない!ウチのジムに来なさい!空も飛べるだろ?体は青い?」

キン肉マン。それに対して「ドラえもんか!それはドラえもんドラえもん!」と発言に返しを入れる。「いやあ、アニマル系の顔だったんで、つい…!しかし、君は冗談も分からないのかい?」「いや、つい

返しただけなんで!返すよりは返される、

パターンの冗談力なんで…!」と、会話が続く。そしてジムに、そのまま向かう途中の会話で「ミスターオリンピア」で最高峰のメダルと栄誉を与えられたとされる凄い経歴の持ち主だと知る。「この人について行こう!」決めたのだ。それから、キン肉マンが現れて悪の筋肉軍にスイスイと勝利して街に平和が訪れた。が、しかし、街の人々がボディビルやらトレーニングやらを

し始めた。あと、格闘技も角刈りで始めた人も知っている。「ミスターオリンピア

散髪店」ここでバイトしながら生計立てている人もいる。とにかく街中、「ミスターオリンピア」の看板やら旗が飾られてる。

僕たちも他の宇宙の星に「ドスッ!」と、

着地する可能性もある。名誉インストラクターのキン肉マンは豪邸を買って、更には

自身のブランドまで立ち上げた。でも今と昔で、あんまり変わらない。ジョーク好きで、ルーマニア仕込みの冗談も変わらない何一つ変わらない星。やっぱり、ココが、

「月刊ボディビルディング」と相性が良いのだ。でも、「月刊ボディビルディング」って、読んだことないけど。インストラクターなのにね。

表紙だけでココまで妄想。不条理!