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小説「ハンドスナック」

【小説】

文/ポップ闘志

「ハンドスナック」

連日連夜、会社で事務の仕事をしているのが主人公の男だ。
「パチパチ!パチパチ!」
オリジナル作成のパチンコの機械の着信音でフラついた体を起こしてみる。すると、
「♪お疲れさん!には!グロンサン!」と
同じくらいの失態をしてしまった。レタスの千切りチックの書類が、ズドズドズド!
と落ちてきた。そして見所は何と言っても
普通のメガネが桃屋のメガネみたいになる
珍奇な事柄である。

上司「大丈夫か?」
男「あ!大丈夫です!すぐに片付けます」
女子社員「昨日の書類はどうなりました?
ほら、難解な書類ですよ。」
男「あ!まだ手をつけてませんが少しだけお待ちください」

パソコンをパチパチして依頼を受けた書類やら難解な書類やらをパズルとかテトリスとか、ぷよぷよ、とか、パズドラみたいに
片付けていく。だから、人望に厚い?己でも分からないだろう。パソコン挫折者の人にとっては。

しかし、書類を書いていくキーボードやらの周辺機器が全部!海物語に聞こえる!?
訳ではなくて、タイピングが遅い。怖さを感じるくらいの遅さで仕事にはならない。
先程までの男はどうだったか、振り返って見てみれば良い。オフィスホラーである。
女性社員が男が引き受けた仕事のお礼するため、菓子(カール)とドリンク(栄養)
を差し入れする。デスクに置く。

男「いやあ、ありがとう。はい、書類!」
女性社員「奇声をあげたいくらいです。
何でそんな指なんですか?」
男「ああ、ほれ、ジオング!」
女性社員「いや、本当のことを…!」
男「あー、実家のアメリカン古着屋の店内の機械を操作してたら、両手の指を失ったんだよ」
女性社員「だから、タイピングが遅くなるんですね…!」
男「そんなとこかな」

数日後、社内に「指が無い」と噂になり、
仕事にもならず、上司に言われた一言。

上司「やめたらいいじゃん」

この言葉が脳裏にベッタリとスライム的にしがみついている。数日後、仕事をクビになった。「首斬り朝」(名作漫画)を読みながら帰路についた。

仕事を失い、朦朧としていた。それも自宅でだ。自宅では、テラスハウスを見ていたのだが、実際に参加してみたかった。応募券のメカニズムを利用すれば良いのに。と
思った。が、それじゃあインスタント麺と
同じじゃないかと自らツッコミを入れた。

男「スナックへ行こうかなあ」

と、独り言を発していた。相当疲れているのだろう。そんな時はユンケルだろう。
ユンケルは体を癒してくれる癒し系。
象が描かれていて、インドとかアフリカの
雰囲気を醸し出しているのと、アイス具合はキンキンにアイスな感じの温度。コレを飲まないといけない。そういうルール形式で男はユンケルを飲み干した。すると回復力が戻ってきて、キングダムハーツのアイテムみたいだった。喉がキンキンにアイスでジェラートにしても美味しいと思った。
結局、スナックへ行った。

スナックでは一番搾りのビールを最初注文する。そして、「週刊アクション」やらを
読んでビールが出てくるのを待つ。待っている間に、いつもなら、部下から、仕事の電話が頻繁に鳴るのに、今日は鳴らない。
しかし、「喉の鳴りが違う!」とかテレビのコマーシャルで良く聞くが、ゴクリ!と
飲み干すらしい。そんな焦らなくても良いじゃないか。会社を辞めてから明るい思考になっちゃったのか?それは謎だ。

スナックのカウンター席に座ってて無言でビールとかウィスキーとかハイボールとか
ホッピーとかノンアルコールビールとかを
一気に飲んでいた。周囲から声もかけられた。顔は普通に見れる程度の女で、そんな
女は喋ると声が酒焼けしている。ガラガラ声だ。「うがいすれば?」とか「のど飴をあげるよ」とか言ってもスナックにいつも入り浸り聞く気が無いのです。そんな女と交際にまで発展するとは。交際順調だが、
いつ破局するか分からない。

今、「女性セブン」を読んでいる。記事の
ゴシップを何度も何度も読み返す。そこには破局のオンパレード。芸能人と文化人の破局までの道程。芸能人とスポーツ選手の
破局の良いところ、悪いところを解説する記事。破局、破局と、うるさいので、次に
ブブカ」やら「サイゾー」やらを読破。
グラビアとゴシップに影響を受けた男は、
どんな進化を遂げるのか?

女には何も無いと思っているであろう。
しかし、女は進化体質だったのだ。
進化体質とは特殊能力で、酒を飲むと、
「武将」に変身したり、進化したりする。 
事実はブブカサイゾーより一歩先を 
行く。どんな下世話な週刊誌でも、どんな
下品な漫画(「まことちゃん」その他!)
よりも世界はもっと下世話だし、下品だ。
もっと下世話に生きようぜ!今じゃセレブも下品だぜ!でも、表向きは上品でいて!
表向きだけは!

男は夢の中にいた。煌びやかで何も無い。
夢の中では音声が流れている。良く聞いてみると…!

「指を失ったのは、武将の女によるものかもしれない」「女の進化系は武将…!」
「女の念かな?」「念かもね」

夢の中の音声を聞いていると睡眠を誘発
してくる感じだ。

ここからは読者の想像に委ねる。想像してください。はい!完結編は頭の中で!
(終)