第五回公演「ゆるい極悪!」
【誌上劇団!ポップノベル】
【第五回公演】
「ゆるい極悪!」
文/ポップ闘志
①
俺は砂鉄。本名も砂鉄である。砂の粒を喰うのがディナータイム。さあ!ディナーの始まりだ!今日も美味しいご飯がタップリあるぜ!こんなディナータイムに異変を感じた。砂鉄が岩石を持ってきたのだ。なぜ岩石を持ってくるのだろう?するとカキ氷みたく削り始めて謎の彫刻的な食べ物が机に置かれて行く。はい!「岩石のカキ氷」の出来上がり!それは本格的なサバゲーのエアガンで目の所を撃ち抜かれた跡があり
さらに謎の集団「堕落」のエアガンで更に撃たれて破裂した。「砂鉄!早く乗れ!」
そいつらは砂鉄の仲間の極悪集団だった。
②
辿り着いた先は極悪集団のアジトだった。
低賃金で若者に労働をさせる違反会社だ。
アジトに入る時には独特のルールがある。
それは腕の傷を見せるということ。極悪な社員によって入社式に、みんなの目の前で
カルビ焼き肉を腕に押し付けて「美味!」と後で食べるという伝統のある行事だ。
③
俺だったら中落ちカルビを食べた後に二つ目の中落ちカルビを口の中で溶ける肉質達を食べたい!俺は腕の傷のニセモノで会社に入ることに成功した。「バカだな〜!!」
と、砂鉄を追う、ボールベースが極悪集団のアジトに潜入していった。え?何が!?
そりゃ知ってるよ!侵入者のことなんて、
知らないわけではない。俺は砂鉄だよ!
一瞬で見破ったさ!腕の傷にはGPSが
付いてるから。この要塞はそんなに甘く
うろ覚えだけど、知ってるし、うろ覚え
何だけどね。「あ、点滅している!」
カフェインだらけの成分のパープルダークサイダーを飲み干してから現場へ向かう。
④
話は古くなるが最近の話でもあると思う。
俺こと砂鉄の頭髪は長かったのだ。長い髪の毛は邪魔だということで床屋にバリカンされる前に床屋には行かずムチで髪の毛を結んでいた。しかし、野球中継を見てたら
後ろから極悪人が現れてトリプルバリカンで俺の頭を剃ってきた。「ぎゃ!ぎゃ!」とトリプルバリカンで剃られた。皮膚まで剃られそうになったが、得意のチャンバラで剃られるのを回避した。チャンバラでは
勝てない。もう二人から三人には勝てないというのは目に見えてきた。しかし失明になりそうだったので激しいダンスを踊り、
夜な夜な的な心情で髪の毛と皮膚を剃られてしまった。丸坊主になってしまった俺。
「心情はフサフサ!」なのかな…!?
⑤
丸坊主になったら野球場へ行こうと計画を立てて野球中継が行われている野球場へと
向かった。「イングリッシュズ」を応援するために会場についた。「イングリッシュスタジアム」という野球場だ。俺は興味が無かったイングリッシュズだけど、応援をしたいと思ってイングリッシュスタジアムへと辿り着いた。試合開始。どこぞの球団とイングリッシュズの対戦。その他の人も応援している。「チョロチョロ!英語!」
やら「英語!チョロチョロ!」と全く意味不明な言葉で応援している。特に「チョロチョロ」が意味不明。極悪人ですら逃げる始末。その他の極悪人が問い詰めるが遂にチョロチョロの人はチョロチョロの理由が分かった。「適当なんです…!」「英語が醸し出す雰囲気に…!合わせて…!」と、
続く言い訳。極悪人は低姿勢な人には激怒しない。これぞ日常生活のヒーロー。数年後、イングリッシュズは解散して野球会場もデパートの掘り出し物の市さながらに
フリーマーケットへと進化を遂げた。
⑥
一方、ボールベースの奴は極悪集団の清掃係になって、侵入した罪を償うため清掃係になったのだった。チョロチョロと歩いてゴミを拾い、消費期限と賞味期限の違いを勉強して廃棄処分して働いていた。外国人には流暢で清潔なイングリッシュを教えて「いつか学習塾を開講する」と夢を語る。
「スパルタな性格なのでスパルタな学習塾は開きません!もっとスパルタな学習塾を
無くすべきです!」持論を語りスパルタに
嫌悪感を示した。唐辛子やらを食べた後。
「辛い!辛い!口の中がスパルタ〜!」
極悪集団の清掃係を全うして学習塾なんて
開けませんでした!待て!ボールベースの声が聞こえてくる!「あの世で!チョロ!チョロ!イングリッシュ!」テレビCM的な言い方で、あの世から大きな声で、主張したのであった。