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小説「ど根性」

【小説】

文/ポップ闘志

「ど根性」

【前半】

ヘソが痛いのだが激痛とは今の感じなのかもしれない。ヘソだけが痛いわけではないのだけど、ハッキリ言うと頭痛もする。
つまり、頭痛持ちなのだ。そしてヘソ持ちなのだ。でも、ヘソは誰でも持ってるから
「ヘソ痛持ち」になるだろう。「このヘソは大事なのか?」と思う程に意味が無い。
と、アメコミを読みながら、ヘソの痛みと
頭痛と戦っていた。痛みという点についてはアメコミの主人公がダメージを受けたら
何らかのリアクションをするだろう。それはリアクション芸人と似ている。それだけだけど。しかし、ヘソと頭痛が激烈な程、
更に痛くなってきた。アメコミも床に落下してしまう程に激烈に痛い。でも、自分で治したい。ブラックジャックのワンシーンみたいに自分でメスとかを使いながら自分の怪我を治す何て事ができたらなあ。と、
今でも思う。あのワンシーンは今でも心に残っている。で、自分で治す提案を考えて見ることにする。頭痛を治すのなら頭痛薬を服用する。「バファリン!」とゲームの世界観に浸る。これも良いかもしれない。
でも、肝心の「ヘソが痛い」というのは、
治らないだろう。「ヘソが痛い!」と薬局に行けば「ヘソの痛み止めが欲しいです」
とトーンが落ちてしまうけれど、現代医学の全てを知っている人だったら「ヘソ激痛治療院」を紹介してくれるだろう。でも、
何だか怪しいネーミングと思ったりして。
そして遂に「ヘソ激痛治療院」へ行った。
外観は古びた建物で、中に入るとマリオの
ゲームの効果音がBGMになっているので
まるでマリオカートの激戦やらファミコンの初期マリオの負けた時の効果音を思い出すのだ。奥へ進むとジジイ?ババア?的な
アンケートをしないと分からないくらい、
の奴らがゲームで対戦していた。それも、
マリオ系のゲームだった。なるほど!先程のゲームの効果音はジジイ?ババア?達が
ゲームをしていたからだった。話しかけてみようかなあ。好奇心で話しかけると一言
「ど根性!ど根性!ど根性!ど根性!」と
目が覚めたら自宅の寝室だった。

【後半】

昨夜は「ど根性!」のオンパレードだったのを覚えている。しかし、何で自宅の寝室に居るのか分からない。窓の外は黄色いし
部屋のカーテンは黄色いし、部屋の全てが黄色いのだ。部屋の全てが柔らかく黄色いのだ。柔らかさはカルビ焼き肉みたいだ。
「ん?焼き肉のタレの匂いがする」すると
黄色い大きな生物とユニクロのシャツが、
部屋の頭上から落ちてきた。すると、謎の生物が話しかけてきた。「ここは、お前の自宅の寝室でも無い。俺、ど根性ガエル
臓器の中だ。ゴメンな。焼き肉とか食ったりしてるから焼き肉のタレの匂いに包まれてるらしいから後で、ブレスケアを飲むからな。匂いについては気にするな。そして
本題に入るが、お前が溶けるか溶けないか
は「ど根性ガエルユニクロ!シャツ!」
を着るか、着ないかだ。どっちにする?」
「着ません」トロトロと中落ちカルビ的に溶けていった。ど根性ガエルの笑い声やら
が無くなっていった。先程みたいに身体から骨までトロトロと溶けたかと思いきや、
ど根性ガエルに負けてたまるか!」と、そんな一言で効果的に、ど根性ガエルを、
倒すのに成功した。ど根性ガエルが一般人の「ど根性」に負けちゃったのでした。